2021-06-02から1日間の記事一覧

小説「真理の微笑 真理子編」

五十-1 次の日の朝、介護タクシーを呼んで、真理子は高瀬を社長室まで連れて行くと、高瀬は車椅子から真理子の手を借りなくても自分で椅子に座った。「俺は大丈夫だから、真理子は介護用の車の方を頼むよ」と言った。「わかったわ」と真理子は応えると、社…