2020-05-09から1日間の記事一覧

小説「僕が、剣道ですか? 6」

二十八 風車の躰の傷は、日を増すごとに良くなっていった。 そして、食欲も出て来た。まだ風呂には、入れないので、僕が一日置きに、風呂を焚いた時の湯で、躰を拭いた。下の方は自分で拭いていた。着替えもその時に行った。 こうして、半月ばかりが過ぎた。…