2019-11-15から1日間の記事一覧

小説「僕が、剣道ですか? 2」

十三 次の日も九十組の選抜試験があった。 僕はやはり道場を抜け出していた。そして山に向かった。道着を持って行った。お奉行との約束があったからだった。 屋敷と思っていた所が、山奉行の奉行所だった。 そこに顔を出すと、佐伯は「待っていたぞ」と言っ…