四十五 パソコンを立ち上げると、パソコン通信ソフトのメールボックスを自然に開いていた。 『隆一様 今日は、あなたが好きだったチキンカレーにしました。祐一と二人で食べました。祐一はお代わりをしました。 あなたがいないのが寂しくてたまりません。会…
四十四 九月の二十九日は、高瀬である私の誕生日だった。 毎年、私の好きなショートケーキを夏美が買ってきてくれて、祐一と三人でお祝いをした事を思い出した。だが、今はベッドの上で一人夕食を食べている。 十月になった。 しかし、猛暑は続いていた。た…
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