三十九 次の日、真理子が来て会社に行った後、午前十時頃に西野と遠藤が来た。昨日、伝えた事を内山に言ったのだろう。 二人を枕元に引き寄せて、まだ上手く話せない事を伝えてから「カード型データベースソフトの件なんだけれど」と切り出した。二人は私の…
三十八 夕食が済んで、しばらくしたら真理子がやってきた。 大きな手提げ袋を両手に持っていた。今朝、渡したメモのソフトが入っているのだろう。 「大変だったんだから」という真理子に、「ありがとう、これで助かる」と言いながらキスをした。 「今日はど…
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