2022-08-24から1日間の記事一覧

小説「僕が、警察官ですか? 3」

三 鑑識は家の内部の焼け具合が激しいことから、火元は最初は天麩羅鍋の油が燃え出したものと考えた。それと、もう一つは居間の新聞である。居間も激しく燃えていた。そこには新聞紙が積み上げられていた。煙草の吸い殻も見つかった。ここも火元と見られた。…

小説「僕が、警察官ですか? 3」

二 僕は次の日、机からひょうたんを出して鞄に入れた。今日、黒金署に行き、安全防犯対策課に顔を出したら、被害現場に行くつもりだった。その時、ひょうたんをズボンのポケットに入れて行こうと思っていた。 自宅を出て、黒金署の安全防犯対策課には、ちょ…