2022-07-05から1日間の記事一覧

小説「僕が、警察官ですか? 1」

十一 それから十五分ほどして、山岡と他に二人の刑事が来た。 「失礼します」と言って、三人は須藤家のお茶の間に上がってきた。 山岡が座敷に座ると、警察手帳を見せて、「わたしが西新宿署捜査一課の山岡賢次です」と言った。続いて、次の刑事が「わたしは…