2022-03-29から1日間の記事一覧

小説「僕が、剣道ですか? 5」

三十一 夕餉が終わると、風車はまた碁を打つ真似をした。 僕は部屋の隅の碁盤の前に行くと、座った。 風車が早速、三子置いた。そして、自分の第一子を打った。 僕はその石にかかるように石を打った。風車に自由に石を囲ませては、勝てないと思ったからだっ…