2021-02-02から1日間の記事一覧

小説「真理の微笑」

三十八 夕食が済んで、しばらくしたら真理子がやってきた。 大きな手提げ袋を両手に持っていた。今朝、渡したメモのソフトが入っているのだろう。「大変だったんだから」という真理子に、「ありがとう、これで助かる」と言いながらキスをした。「今日はどう…