2020-02-17から1日間の記事一覧

小説「僕が、剣道ですか? 4」

二十四 その夜の宿は、一泊二食付き四百文の個室を頼んだ。代金は珍しく先払いだった。部屋は一階の角部屋だった。 ここも川湯だった。用心のために手ぬぐいに折たたみナイフを隠し持った。 しかし、襲われなかった。 湯から出ると、夕餉の用意がされていた…