2019-11-09から1日間の記事一覧

小説「僕が、剣道ですか? 2」

七 家老家の菩提寺の住職に妖刀の話をした。「それはやっかいな話ですな」「と言うと」「妖気がその刀を持っている者を守っているのでしょう。とすれば、その妖気を断ち切らなければならない」「そうですね」「鏡殿にそれができますか」 僕は首を左右に振っ…