2021-08-16から1日間の記事一覧

小説「僕が、剣道ですか? 1」

二十三-2 きくの袖を掴むと、きくは震えていた。 きくの腕をとって階段を上がっていった。 侍たちは二人を残して、残りは仲間を呼びに行った。 墓の前に来て、きくは「恐ろしゅうございました」と言った。 そして「あなた様は怖くはないのですか」と訊いた…