2020-02-23から1日間の記事一覧

小説「僕が、剣道ですか? 4」

三十 翌朝、宿を早くに出ると、二里の道を急いだ。 そして、口留番所に来た。 僕は口留番所の手前の林で、ジーパンを穿き、安全靴を履き、着物で隠した。そして、通行する人の最後尾に並んだ。段々と順番が近付いてくる。僕はきくがおんぶしているききょうを…