2020-02-09から1日間の記事一覧

小説「僕が、剣道ですか? 4」

十八 朝餉が済むと、きくとききょうとで河原に行き、きくに懐剣の練習をした。 今日は僕が定国を抜き、そこに向かってくるように言った。実際に真剣を持った者に立ち向かうのは容易いことではなかった。まして、それが僕であるから、きくの懐剣は鈍かった。…