2020-02-07から1日間の記事一覧

小説「僕が、剣道ですか? 4」

十六 朝餉が済むと、肌着を着て、昨夜、干した着物を着た。床の間から刀を取ると、帯に差した。その格好で玄関に向かうと、「袴を穿かれた方が良さそうですな」と言われた。「私には、これしか着る物がなくて」と言うと「今、持ってこさせます」と言った。 …