2019-11-10から1日間の記事一覧

小説「僕が、剣道ですか? 2」

八 二日後に鍛冶屋、源蔵の所に刀を取りに行った。「これで妖刀は切れる。しかし、おぬしの持つこの刀もその妖気を吸うことになるぞ」「そうなるとどうなります」 源蔵は僕の顔をじっと見た。「普通は刀に囚われる。しかし、おぬしはそうはならぬようじゃな…